☆ 北電の泊原発の営業運転が再開されたという。ビックリさせられる!
☆ 原発は完成されたシステムではない! 廃棄物の処理方法が未確立のまま、「その内その方法も開発されるだろう」と見切り発車させたシステムであり、未だにその方法が確立されていないシステムである。
☆ 電気を作るまでのシステムは出来上がったが、その際産み出される=日々産み出され続ける廃棄物と、運転停止後の廃炉の管理システムが出来上がらないまま、「何とかなるだろう」とスタートさせたシステムである。
☆ 定期点検をパスしようが、「ストレステスト」をパスしようが、結局最終処分方法が無いままであることに変わりはない。
☆ 汚水処理場の汚泥から高い放射線が検出されたが、その処理方法がなく、日々溜まり続けているニュースや、学校の校庭の土の表面を削って土を入れ替えたけれど、削った土の処分方法がなく、校庭の隅に積み上げたままになっているというニュース、どれも同じである。放射性物質の最終処分方法が未確立であることから起こっている出来事である。
☆ 先日、NHKーBSでフランスの原発事情が放映されていたが、フランスのアレバ社という会社がいかにとんでもない会社であるかを痛感させる内容であった。廃棄物を水槽に沈めていて、これが増え続け、これを密閉式容器に入れて列車で何千キロも離れたロシアに運び、ここで野積みされている様子が映し出されていた。その事に関するアレバ社の担当者のあまりにも無責任な発言やロシアの現地責任者の無頓着な発言にビックリ〓させられた! 原発の専門会社として、3月11日の後いち早く日本に大統領と一緒にやって来た会社がこの体たらくである。
☆ 核燃料サイクルという言葉で、いかにも永遠に無尽蔵にエネルギーを産み出すシステムとして確立されているかのごとく宣伝されてきたが、その実状は背筋の寒くなる未確立システムなのである。副産物として、猛毒のプルトニウムを産み出し続け、その廃炉までの道を歩み続けているシステムなのだと今更のように思う!。
☆ 地球規模でこれを考えねばならない。世界中に原発が次々と作られ、溜まり続ける廃棄物! 一度事故が起きれば土、水、空気を一気に汚染して人間の住めない星=地球にしてしまいかねないこのシステム! このシステムに頼ることを前提にしてエネルギーを考えることを止めねばならないと思う!
☆ スリーマイル島、チェルノブイリ、福島と続く大事故のつながりは、今後も世界のどこかで起こる可能性を常にはらんでいる。この美しい地球を人の住めない星にする可能性をこの原発システムは秘めていると思う。
☆ 誰かが、「原発はトイレの無い建て売り住宅のようなものだ」と言っていたが、本当にその通りだと思う。
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