☆ 7日の日曜日、人前で2時間も話をする機会を得た。 昔、20代の頃、街頭で「演説」をするという機会が何度もあった。見ず知らずの多くの人が行き来する場所で、大きな声を出すというのは、なかな勇気のいることで、いつも第一声がなかなか出せなかった。話し始めてしまうと、あまり人の目を気にせずに訴えることができたように思う。駅前のバス停でバスを待っている人たちが仕方なしに自分の話しに耳を傾けてくださり、街頭募金にお金を入れてくださることに感動したものである。大阪の私鉄の駅前や、京都の私鉄のターミナルや、繁華街の街頭に立った。その都度警察の許可を取って、きちんとした手続きを踏んで行った。自宅の謄写版でチラシを作り、それを配布しながらで、僕の声が最も良くとおるからと言われて、いつも僕が「演説」の役割だったと思う。何を訴えたのだろうか。知的障害者の人権に関わることが中心だったと思う。
☆ 7日の僕の役割はそのような街頭演説ではなく、聴こうとしてくださる皆さん(仕事でやむを得ず聴いてくださっている皆さんでもあるが(-_-;)…)に向かって、自分の思いを話すもので、そのような機会が与えられるだけでも感謝である。 ところが、なかなか感動的な話ができないし、ビジュアルなわかりやすい資料を準備するだけの才覚もなく、何だかフェイドアウトするような話しぶりで、申し訳ない気持ちになる。昔のあの熱を込めた「訴え」はどこへ行ってしまったのだろうかと思う。 聴いて何かが残る話をしなければと思いつつ、どうも準備不足と、自分に熱意そのものが消えつつあるのかも知れない。何だかなあ…、の一日だった。 申し訳ない。
☆ 『レミゼラブル』の第2巻を読み終えた! これはすごい! 第3巻をまた買わねば! それにしても、当時の修道院についての記述が延々と続き、やっとそれが終わったと思ったら、「余談」という章があって、「えっ! 今までは余談ではなかったのか!」と思わせられる始末で(-_-メ)、ただただ作者の「執念深さ」に脱帽である。 こんなことをしているから締め切りを過ぎた原稿が書けていない。また迷惑をかける始末で、いったいぜんたい自分の仕事の遅さと、怠け癖には辟易とさせられる。 明日は朝が早い!
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