☆ 先日永山則夫の生涯を扱ったNHKのドキュメンタリーを観た。彼の過酷な人生と、彼に連なる人たちの無残な人生、また彼によって生命を奪われた人たちや、その遺族のその後の人生、言葉もなく見入ってしまった。自分がどの様な人物の子どもとして生まれてくるかは、全くの運でしかない。この肉体に、気が付いたら自分という意識が宿っていることも、考えてみれば実に不思議なことである。そんな中で、「永山則夫という人生」を生きた一人の男の運命は知れば知るほど過酷である。本当に不公平である。常識の範囲をはるかに超えた人生の出発点、しかし彼は少年殺人犯として死刑判決を受け、そして刑が執行された。まるで人間としての失敗作のように。 昔読んだ『無知の涙』をもう一度読んでみようかと思う。
☆ 連日、目の前のことに追われて、人間らしい日々を過ごしていないように思う。ブログの更新もついぞ出来ていない。僕がこの頃良く読んでいるブログは、村上晃一さんの『ラグビー愛好日記』(超忙しい日々を過ごされながら、ほぼ毎日更新しておられることに脱帽である)と、菅直人さんの公式サイトのブログ(これも短いけれど毎日更新されている)である。(菅直人のような立場の人でも、いくら脱原発を指向してもなかなか思う方向に進まないこの国政治は一体どうなっていくのだろうか。 老外の見本のような人物が国政に立候補するという(+_+))
☆ やはり、週に1日は休んで、散歩くらいやらないと身が持たないように思う。十五夜の夜だった。