またNHKの特集を観た。ワーキングプアを取り上げていた。韓国、米国のノースカロライナ、そして英国と日本。
前にも、『ハードワーク』という本のことを触れたと思うけれど、様々な事情で、職を失い生きる気力を失った人たちと、それを支えようとする様々な取り組み。観ていて本当に涙が出た。一旦、その状況に置かれると、その多くが、本人の努力の不足からそうなったのではなく、資本の論理や、不運としか言いようのない様々な事情から、ある場合には生まれながらにして、一旦その状況に置かれると、立ち上がることの何と難しいことだろう。孤独と、絶望感にさいなまれながら、一日一日を生きている人たち。
僕たちの税金や保険金を、桁違いに浪費・空費する人たちがいる一方で、本当にどうしてこの様な、人間の生命に直結する政策にもっともっと積極的にお金をつぎ込み、人間に希望をもたらす政策の展開がないのだろうかとつくづく思う。
やっと作り上げつつあった人間らしい社会を、弱肉強食の動物的社会へと戻そうとする人たち。そこには人間らしい知恵のひとかけらも見つけられない。本当に悲しくなる。
思えば、自分自身も、今こうして仕事があって、生きていけることは、全くの偶然だと思う。多くの人の気持ちを傷つけ、失敗を重ね、一人一人、その人たちの側へ行って、……お詫びしたい気持ちでいっぱいだ。もうすぐ職を失うのではないかという予感もある今日この頃。それもまあ自業自得だけれど…。
この所、このブログを書く元気や気持ちのゆとりもなく、ただただ俯いて暮らしてきた。エネルギーが枯渇しつつある今日この頃だ。 何だか支離滅裂の文章になった。皆々様、申し訳ありません。