姜尚中氏がテレビで、悩む力が大切と言っておられた。悩むことをマイナスに考えずに、一つの能力と位置づけるという発想に、「そうだ」と思う。 ゆっくりと、一つ一つの言葉を絞り出すように話される氏の雰囲気にいたく惹かれる。
自由だけれど息苦しい時代、確か氏の書かれた本にその様な表現が使われていた。この国の、ファシストのような人間が首都の知事になるこの国の、現在と未来への漠然とした不安な気分は、「自由だけれど息苦しい時代」そのものだと思う。右翼などと、一見政治団体を装っていながら、実は利権にたかるだけの集団、暴力で他者の意見を封じようとする人たちがいて、これらと裏で結びついて活用している経営者や政治家が必ずいる、少なからず居るこの国の危うさ。
本屋に立ち寄ると、背筋の寒くなるような本が沢山積まれていて、この国の恥の部分を象徴するかのごとき本とその書き手たち!!! そして出版社! 彼らはこの国をどこへ引っ張って行こうとしているのだろうか。 第二次大戦へ向かう愚かな歩みを、今また繰り返そうと言うのだろうか。 憲法記念日間近に思う。
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