新聞に、フィリピンのミンダナオ島のニューバターン村で、国軍と新人民軍との戦闘があり、8歳の女の子が少年兵と間違われて?射殺されたという記事があった。村長は、「8歳の、身長が90センチしかない子どもが1㍍もの銃を持てるはずがない」と、国軍の誤りを指摘する発言をしているという。
僕がこの村を訪ねたのは、もう10年以上も前になる。ダバオから車で4時間くらいかかって着いた村だった。村をあげての大歓迎を受けた。わずか3泊くらいのホームステイだったけれど、最後の夜は野外の集会所でダンスパーティーだった。まわりを国軍の兵士が警護していて、その隊長さんと酒を酌み交わした。「もう一年ほど戦闘もなく平和だ」と言っていた。村長さんは、村のマンゴーをもっと商品化して日本人にも食べてもらえるよう輸出をしたいと夢を語っておられた。子ども達は朝早くから水汲みや掃除を手伝い、教育にも力をい入れている村だった。 夜に川で行水をして、子ども達が懐中電灯で僕らを照らしに来て驚いたのを思い出す。お母さんが、自分たちの暮らしは「simple life」だと度々言っておられた。自然との共生と言って良いと思うけれど、その後の彼らの暮らしを思い、殺された女の子とその家族の無念を思うと、心がふさぐ。合掌。 辛く悲しいことが多い!!!!
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