今週は、米国バージニア州のハリソンバーグという小さな町に滞在し、薬物やアルコール依存症を背景に持つ累犯者のための更生施設=ゲマインシャフトをベースにして、裁判の傍聴や、男女の刑務所を訪ね、刑務所から更生施設へと連続するTC(治療的コミュニティ)プログラムの大切さを学んでいる。
ゲマインシャフトに滞在しつつ、社会への移行期を過ごす人たちとのインタビューは、この国の病理的側面と、そこから脱出するために行われている様々なチャレンジを学ぶことが出来た。公的資金によって運営されていて、大きな成果をあげている民間団体の先駆的な取り組みは非常に刺激的だ。
刑務所には、懲罰中心の施設から治療・教育的プログラム中心の施設まであって、自分達が昨日訪れたのは治療・教育プログラム中心の女子刑務所であった。受刑者から大歓迎をされて、日本の少年院のイメージに近いものであった。今日は朝7時にホテルを出発して、男子刑務所を訪ねる予定である。
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