今夜、NHKスペシャルを観た。重い重いドキュメンタリーだった。頭と心がクラクラしている。
①金日成、金正日親子の深刻な罪を思う。②僕が同じように在日朝鮮・韓国人の一人だったら、あの時代、社会主義の大儀をかかげ、主体思想に共鳴して「帰国」していたかも知れない。③元々、在日の問題を生み出したのは、朝鮮半島での暮らしをたちいかなくさせた日本にも責任の一端はある。④僕が同じように○○大学校の副学長だったら、同じように「罪」を犯していた可能性は大きい。⑤この国で「普通の暮らし」をしていたら、これほど多くの人々が「帰国」の道を選ばなかったのではないか。背景に在日の人々に対する差別と決定的な貧困の問題がある。貧困は諸悪の根源である。
李恢成の『見果てぬ夢』という、重い重い作品全6冊(?)を読み、「北であれ南であれ我が祖国」という思想、考え方に共鳴したもう何十年も前、それよりもさらに前の若かった頃の自分は、もしも在日の一人だったら、上記②のような行動をしていたかも知れない。
人の人生を弄ぶ権力者の罪の深さを思わずにおれない。今この時も彼の地で打ちひしがれて暮らしている人たちがいる。拉致された人たちもいる。
在日の友人・知人、皆々様々な思いを引きずって暮らして来ていた。辛酸をなめた一世の人たちの声も、多分一般の人々よりも多く聴く機会が僕にはあった。本当に残酷な時代がまだ続いている。
仕事がいっぱいたまっている!!(-_-;) 心は千々に乱れている。
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