一旦休止すると、再開にはかなりのエネルギーが必要のようだ。
相変わらず、バタバタと「仕事」に追われていて、自分の本務は一体何だろうと思わせられる今日この頃である。手帳を見るとほとんど休みなく「仕事」が続いていて、元来怠け者の自分だから、かなり心身共に疲れているように思う。
気になる出来事が次々と起きていて、一つ一つの出来事に対して自分がどの様に思い、どの様に反応したか、メモをしておかないとすぐに忘れるというのに…。中でも鳩山法務大臣による2ヶ月ごとの死刑執行は、自分の中ではかなり重い出来事である。死刑囚坂口弘の歌集『常しへの道』(角川書店)の頁をくるたびに、「順番」を待つ人たちの心境を思う。
死刑制度を存続させる論理は非常に単純明快である。動物的感覚でも理解できる論理である。これを乗り越える論理は人間の知恵を振り絞って考えねばならない知的な営みである。 だけれど、すでに死刑制度を廃止している多くの国々があって、その国々で、秩序が特に乱れているわけではないという事実があることを厳粛に受け止めたいと思う。
この点について、別途考えたいと思う。
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