僕が洞爺湖温泉に行ったのは、確か2000年の、有珠山が噴火をして温泉街がひどい被害を受けた後だった。温泉街の一部が営業を再開し、旅行会社が洞爺湖温泉応援キャンペーンか何かをしている時で、ちょうど用事もあったので早速利用してみた。道路もあちこち通行止めになっていて、ホテルの従業員の苦労話を聴くことが出来た。
ホテルの近くの住宅街のすぐ傍に噴気口が出来ていて、積んであった土嚢を越えてそばまで行くと、ものすごい噴気の音が、ゴーゴーシューシューとしていて、硫黄の臭いもすごくて、足がすくんだことを思い出す。傾いた住宅のすぐ傍に噴気口が出来ているのを間近で見ると、大地の下に起きている想像を絶する自然の営みと、人間の小ささを痛感させられた。翌朝、駐車していたレンタカーが火山灰に覆われていて、すぐには運転できず、水で洗い流すのに手間がかかった。
首脳会談! この地球の未来よりも、自国の利益擁護に汲々としている首脳達を見ていると、地球に未来はないように思える。悲観的になってしまう。
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