親しかった友人が亡くなったという知らせがあった。11月26日の朝。肺ガンだったという。彼はタバコは吸わなかったけれど……。僕は、彼の“独特の世界”が好きだった。彼が東京で勤務していた時、何度か会った。お酒が大好きだった。
多分、これから、昔の友人、仲間との別れの時が次々とやって来るのだと思う。昔、友人たちが次々と結婚した時があった。友人たちが次々と定年を迎えた。そして、これからは、次々と死別の時を迎えるのだと思う。自分の順番がいつになるのかはわからないけれど……。 それにしても、60を少し出た歳で亡くなるなんて、残念・無念だったろうと思う。新潟のお寺を継いで、住職としての勤めを果たしていた。合掌。
人が病気になり、死んでいく。人が健康で長生きをする。もちろん、不摂生で病気になる人もいるだろうけれど、誰も好きで病気になるわけではない。誰も努力をしたからと言って長生きできるとも限らない。人のいのちばっかりは与えられたものとして、感謝し、また甘受するしかない。
今苦しんでいる人のこと、病の床にある人たちとその家族のことを全く想像できない人間がこの国の総理大臣だという。あそう某という人間の、品性の無さ、教養の無さを連日見せつけられて、この人を選んだ人たちの無能ぶりを思わざるを得ない。M君の亡くなった翌日に適切とは思えないけれど……。無性に腹が立つ!!!