☆ 久し振りに外へ出る約束のない1日だった。 とても綺麗に晴れた冬晴れの1日だったので散歩に出た。 自宅近くの東京競馬場の周りを紅葉を愛でながら歩いて、途中、“菩提樹”という名の喫茶店でクロワッサンサンドを食べて、大國魂神社を経由して、古本屋に立ち寄って汗をかきながら歩いた。 歩きながら景色を眺め、始めて入ったお寺の紅葉が特に綺麗だった。 緑多い地域の良さを日頃ほとんど感じることのない日々を過ごしている自分の暮らし方の病理を気付かせる散歩だった(;一_一)
☆ 散歩しながら、このところの政治状況への腹立ちが何度も去来して、この国と、地球の行く末に大きな不安を感じる一時でもあった。 最近『宇宙の始まりと終わり』(二間瀬敏史著ナツメ社刊…とても平易に壮大すぎてなかなか実感を持って理解するのは難しかった(>_<))という本を読んだのだが、人間のあまりの小ささを自覚し、奇跡のようなバランスの上にかろうじて生かされているこの地球をしっかりと長持ちさせるための知恵が求められていると思う。目の前の利害や、自国の繁栄のみを追求することに汲々としている政治家達や、イデオロギーや宗教や民族性等々による非寛容な人々の言動の先に、この地球を「使い切ろう」とする負のエネルギーを感じてしまう。 この点、民主党政権にも期待が持てなくなっている。 新しく誕生した橋本大阪市長は、今さら新自由主義的な発想で自治体行政を動かして行こうとしているのだろうか?
☆ 最近移動時に読んだ小説2冊。浅田次郎『珍妃の井戸』と『霧笛荘夜話』。時代背景も場面設定も、ジャンルも全然違う2冊。現実逃避のための道具に相応しい2冊だった。小説家に脱帽!
コメント