大阪市の橋本市長が職員で入れ墨をしている者に申告をさせ、申告しないと処分をするという。また、最もイレズミをしている人が多くいる職場も公表されている。きっかけは教員が自分のイレズミを子どもに見せて何かを言ったとか何だとか、程度の低い一教員の軽率な言動に端を発しているようだ。
僕は、背中のイレズミを隠して、真っ当な仕事に就いている人を知っている。自分の過去を恥じ、人生をやり直すべく暑い夏も肌の露出を避ける服を着用して仕事に励んでおられる。出来るなら消したいけれども消すことが出来る大きさでもなく、人に見られまいと細心の注意を払って生きておられる。
仕事と何の関係も無いイレズミをどうして申告しなければならないのだろうか。どうして現在のその職員のありのままを評価するだけではダメなのだろうか。誰でも他人に秘密にしておきたいことの一つや二つはあるだろう。周りは知らなくても、過去の失敗を乗り越えて生きている人も沢山いるはずである。そっとしておいてあげられないのだろうか。
橋本さん! こんなことよりも、原発で振り上げた手を、どうして突然しまいこむのですか。この点だけは評価できると思っていたのに、何が負けだったのですか。名も無い個人を攻めるよりも、原発をめぐる「闇」にもっともっと挑んで下さい。
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