昨日、代々木公園に行ってきた。炎天下の人混みは、老体にはとてもきつい環境だった。原宿駅で下車して、まずホームから改札までなかなか到着できず、さらに改札口から代々木公園まで長蛇の列で、人の流れに身をゆだねつつ、ゆっくり歩いて「さようなら原発十万人集会」の会場に到着した。その時点で全身汗ぐっしょりで、用意した冷たいお茶を飲むとまた汗が噴き出て、「こりゃだめだ(;一_一)」と思わせられた。しかし、周りを見ると、自分よりも高齢と思われる方々が沢山おられて、参加者の平均年齢は50歳をかなり上回っているのではないかとさえ思われた。メイン会場は日影が無く、とてもそこに座りこむ勇気も無く、多くの人たちが公園の木陰に集まって座り込み、遅れてきた人たちがメイン会場のブルーシートに座りこんでいたように思う。
前日の寝不足の身には、とてもこのままデモにまで参加はできないなあと思われた。ここで体調を崩したら傍迷惑なことなので、デモへの参加はこの次にとっておくことにして、集会にだけ「参加」させてもらった。次回は体調を整えて参加しようと思う。
それにしてもこれだけの人が集まる場所に来たのは何年振りだろうか。そしてプロテストをする相手が自民党ではなく民主党政権であることに、本当に複雑な心境にさせられる。
全国の何箇所かで、原発の今後について「国民の意見を聞く」らしい「公聴会」の様なものを開いていて、自民党政権時代と全く同じ手法の茶番劇を敢えてまたやっていて、この国の政治家と官僚のセンスのなさにただただ呆れてしまう。目の前の利益・利権に目を奪われて、この国の10年先、100年先を見通して政策決定をして行こうとする使命感やセンスに欠けた人たちに政治を委ねている悲劇を思う。
「民意」は本当にどこにあるのだろうか。この次の集会には、全国各地でもっともっともっと集まって欲しいと思う。
昨日はそう言えば、「ソーシャルワーカーデー」だったことを忘れていた。人の生命を守り、育て、生活を支えることを使命とするソーシャルワーカーの存在も、もっと多くの人に知ってもらいたいと思う。
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