☆ マスコミの予想通りの選挙結果になっているようで、気分が悪くて速報を見る気もせず、夜のドライブに出てしまった。僕の選挙区では、T屋M忠という不愉快な人物の当選が確実らしい。僕は今回も菅直人に投票した。確かにこの3年半に民主党の数々の失政があったようだけれども、だからと言って自民党か! だからと言って維新の会か! だからと言って安倍晋三か!
☆ 投票率が大きく下がって、立候補者が乱立して、相対的に多数派になった自民党が過半数を超える議席数を獲得するという、小選挙区のとんでもない弊害が表れたようだ。選挙l区によっては3割、4割の得票でも当選し、残りの7割6割の票は死に票になるという現制度は早急に改めるべきだろう。もしも小選挙区制度を維持するなら、誰も過半数の支持を得た候補がいない選挙区では上位二人による決選投票をすべきであると思う。時間と費用はかかるだろうが、投票数で過半数を得られていない政党が議席数では過半数を大きく超えるという矛盾を何としても解決すべきだろう。
☆ さて、これで原発はまた再稼働へ向けて動き出すだろう。新規の建設も始まるだろう。「原子力村」は復活するのではないか。また、この世界を放射能で汚染して、後世の人々に負の遺産(使用済み核燃料等)を残していくのだろう。そして狭隘な民族主義的教育をしようとするのではないか。軍隊を整備し、憲法9条を変更し、いつでも戦争ができる条件整備を行っていこうとするのではないか。どうして安倍自民党にこれほどの人が投票するのだろうか。自民党の長期政権のもとで延々と積み上げてきた負の遺産について、一言の謝罪の言葉もないこの政党にどうしてこれだけの人が投票するのだろうか。再び、コンクリート行政が復活するのではないか。人間の成長は本当に遅々たるものであることを実感する。北欧の国々やニュージーランドのような「大人の国」(のように僕には思える)になるにはまたどれくらい時間が必要なのだろうか。
☆ 福祉は、平和な国家の存在が大前提である。平和のないところに福祉はない。福祉に関わる仕事をさせてもらっている自分は、平和を脅かすものに敏感であり続けたいと思う。心が動揺していて、まとまった文章が書けない。
わたしも福祉の仕事に携わらせていただいています。
平和に敏感であらねばならないという言葉と、選挙結果に対するご意見に共感しました。そしね少しだけ胸のつかえがおりました。
投稿情報: もこもこ | 2012年12 月17日 (月) 23:37