鹿児島で「奇妙な人」に会った!!!
ジミー入枝という地元では結構売れている歌手で、地元のFM局で番組を持っておられて、週一回の放送がもう100回を超えようとするらしい。僕が出席したある「研究集会」の夜の「交流会」で、主催者が余興に招いた芸能人だ。会場は朝からの深刻な集会に疲れた人たち350人あまりが、お酒も入ってワイワイと賑やかなことこの上ない場所で、左胸にKという字が大きく書かれた黄色のブレザーを着て登場されたジミー入枝さん!!
鹿児島大学の水産学部を卒業されて、キングトーンズという、彼によればヒット曲1曲(グッドナイトベイビー!?)のリーダーの方?に弟子入りして、今その名前を継ぐように言われて…すでに継いで?…がんばっておられるらしい。ウラ声で、高音の歌を、奇妙なふりを入れながら歌う様は正に奇妙という言葉でしか言い表せない人の一人だと思う。オンリーユーとか(Only You ではなく、オンリーユーなんだなあこれが!)、高音の歌ばかりを絶妙な鹿児島弁のトークを入れながら、歌われた。賑やかな会場でどれだけの人が自覚的に聴いてくれているのかわからないが、それにもめげずに舞台を務められた。僕はできる限りの声援と熱い視線を彼に投げかけ、会場の外で売られていた彼のCDを買ってしまった!!! 「トークは入っていますか?」とたずねると、「いや…」という応答だった。 あまりオープンマインドな、芸能人の雰囲気のない、やっぱり奇妙な人だった。 奇妙な芸能人、「わっかるかなあ…、」と変なことを言う松鶴家千とせとか、昔、「てなもんや三度笠」という番組に登場した頃の奇声を発する財津一郎とか、とっても奇妙で、自分をこの様な奇妙な形で売り出せる人たちの凄さを思う。