朝7時に車でホテルを出て、途中一度だけトイレ休憩をして。午前11時20分過ぎに目的地に着いた。広大な敷地に金網と鉄条網で囲われた一角があって、これが薬物やアルコール依存を背景に持つ受刑者が集められている刑務所だ。6つの建物に約1000人が収容されていて、各棟が2つのセクションに別れているので、1セクションに80名強の受刑者が収容されている。
見学をした棟の1セクションには81人がいて、これが1部屋になっていて!、2段ベッドがずらりと並んでいて(一部は1段ベッド)、壮観としか言いようがない。受刑者の一人がここでのTCシステムについて、壁に書かれた図をもとに説明をしてくれた。
この刑務所は、CiviGenics という会社が管理運営を担当しており、特にTCプログラムを取り入れて積極的な更生支援をしているところである。ゲマインシャフトやルビコンという更生施設と連携し、依存と再犯からの脱出を目指して取り組んでいるという。
日本でも大林組などが国から事業を請け負って取り組みを始めようとしているらしい。別途、調べて書いてみたい。